ERIC CLAPTON 日本武道館公演 16 April, 2016

Eric Clapton の2016年日本武道館公演、3夜めの4月16日に行ってきました。昨年4月のPaul McCartney公演からちょうど1年ぶりの武道館でした。会場内にはCREAMの頃からのファンと思われる杖をついたお年寄りもみられました。

開始予定時刻を約5分ほど過ぎた頃 客席の照明が消えて Ericの登場です。右後方から歩いてステージ中央まで来るとMCなしで静かに一礼、そして演奏がすぐ始まりました。何とステージ衣装は3本線のジャージです。リハーサルのような格好です。ファッションにはうるさいEricのことですから考えがあってのことかもしれません。しかし 歩き方もお年寄りのようです。うわさによるとどうも持病の腰椎椎間板ヘルニアの状態が悪いようです。座っての演奏が多かったのはそのせいでしょうか? 過去に海外公演が中止になったこともあるそうです。本人もツアーの移動が苦痛だと言ってます。このような状態で来てくれただけでもうれしいですね。しかしうわさどおりこれが最後の日本公演になってしまうのでしょうか。来年は招聘元のウドー音楽事務所創立50周年です。Ericと有働社長の40年以上にわたる長い付き合いを考えると希望がもてます。

Set list は満足できるものでした。演奏自体も素晴らしかったです。Somebody's Knockin', Key To The Highway, Nobody Knows You When You're Down And Out などは何度聴いても飽きが来ません。なんといっても I Shot The Sheriff (見事なカッティング! ), Crossroads, Cocaine といった曲を生で聴けたのはClassic Rockのファン にとって一生の思い出となるものでした。あのギターの音は生で聴くと素晴らしいですね。歪んだ音はエフェクターを調節すればいくらでも出せますが、Clapton の様にちょっと歪ませたきれいな音は簡単に出せるものではありません。God と言われた人にしか出せない音があるようです。アンコールでは多くの人が期待したLaylaはなく、挨拶もなく帰ってしまったEric Claptonですが、 そこが CREAM 時代を思い起こさせるcool なギター職人として大絶賛したくなります。

今、世界が最も注目する靴を創り出す日本のデザイナーブランド「Visvim, ビスビム」の愛用者としても有名です。

Eric Clapton & His Band
16 April 2016 Set List
Nippon Budokan, Tokyo Night 3

  1. Somebody's Knockin' *
  2. Key To The Highway
  3. Hoochie Coochie Man
  4. Next Time You See Me
  5. I Shot The Sheriff
  6. Circus Left Town
  7. I Dreamed I Saw St. Augustine *
  8. Nobody Knows You When You're Down And Out
  9. I Will Be There *
  10. Cypress Grove *
  11. Sunshine State
  12. Gin House
  13. Wonderful Tonight
  14. Crossroads
  15. Little Queen Of Spades
  16. Cocaine
  17. High Time We Went (encore)
  • From EC's forthcoming album, I Still Do.

The Band:

Eric Clapton?-?guitar, vocals
Andy Fairweather Low?-?guitar, vocals
Chris Stainton?-?piano, keyboards
Paul Carrack?-?organ, keyboards, vocals
Dave Bronze?-?bass
Henry Spinetti?-?drums
Dirk Powell?-?multi-instrumentalist
Michelle John?-?backing vocals
Sharon White?-?backing vocals

(2016.05.03)