David Gilmour / Mica Paris - I Put a Spell On You
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~Dr.OHIRAのClassic Rockを語る部屋
私の中学・高校時代は、1968年4月から1974年3月までの間でした。NHKのFM本放送が始まったのが1969年3月からでしたので、音楽を聴くのはAM放送が中心で、関東や関西の深夜放送が全盛の時代でした。
その1960年代後半から70年代前半にかけては、類まれなる才能を持ったロック・ミュージシャンたちが次々と台頭し、それまでの既製のジャンルには属さない音楽を創造していった時代でもありました。
多くのミュージシャンたちにより、現在に至るまで受け継がれている数々の伝説的なギターRiff(曲中何度も繰り返すギターフレーズ)のほとんどはこの時代に生まれ、当時の私はその虜になりました。
しかし、70年代後半からパンク・ロックと言われる音楽が流行し始め、さらに80年代に入るとヒップ・ホップと呼ばれるダンスミュージックが生まれ、その後の90年代のポップ・ミュージック界を席巻、音楽の世界の風景を一変させてしまいました。
1人の、あるいは1つの、神がかり・カリスマ的なミュージシャンやバンドが絶大なる影響力を発揮し、ロック・ミュージック界を代表牽引していくような時代はもう終わってしまったのです。
このような70年代後半以降のロック・ミュージックを含むポップ・ミュージック界の新しい流れの中で生み出されてくる音楽に私は全く興味を持つことができず、今でも1960年代後半から70年代前半の「Classic Rock」だけを聞き続けています。
今から40年前後の時を遡るこの時代は「ロック黄金期」と呼ばれ、ロック界いや音楽界の至宝とも言えるすばらしいアルバムが次々と生み出され、今でも聴き継がれています。そしてその輝きは未だに衰えることを知りません。ロック黄金期をリアルタイムに体験できたこと、そして現在もこれら宝物のような音楽を聴き続けられることを私はたいへん幸せに思います。
「私の趣味の部屋」と名づけたこのコーナーは、1960年代後半から70年代前半にかけての、これら「綺羅星の如く」居並ぶアーティストやアルバムたちを、私の解説によりご紹介するコーナーにしたいと思っています。ジャズ評論家の寺島靖国氏流に言うなら、「感情的」「独断的」「趣味に忠実」に解説していきます。極私的に思うがままに書きます。なので、世間一般の評価や評判と違うこともあるかもしれません。「そういう聴き方もあるんだな」と思ってください。
なにより あの素晴らしい時代を知らない方々に、その素晴らしさのほんのひとかけらでも伝えられたら幸いです。そして自分でギターを持って すばらしい伝説的なRiff を弾いてみたくなったとしたら最高にうれしいです。
最後に、右のリスニングルームの写真。これは普段、私が音楽を聴いているシステムです。
スピーカーはJBL4348、パワーアンプはMcIntosh MC402(400W×2)という組み合わせのこのシステム、オーディオマニアの皆様から見れば、いろいろとご意見もあるかと思いますが、私は熱きオーディオマニアではなく、音楽のファンです。
温かい目で見ていただければ幸いです。
(2010.10.25)
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